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『地域再生の失敗学』飯田泰之 木下斉 川崎一泰 入山章栄 林直樹 熊谷俊人

飯田氏がいろんな人と対談する本。
よかった。

経済学者が出張ってる本なので、
基本金の話。
お金は大事だからね。

私がこの本に惹かれたのは、
帯を見て、
「ゆるキャラとB級グルメは無駄」
ってあったところ。
中身をちら見したら
道の駅の採算性やばくね? とか
商店街とか復活する気なくね? とか
気になる話題が
たくさんありそうだなと思いました。

つい最近知り合った人が、
自分の会社で
ゆるキャラが作られててねー、
とかいう話をしたばかりだったのも
タイムリーだった。

流行もんに乗っかれっていうのは、
間違いじゃないこともあるけど、
金をかけるんなら、
取り戻すことを考えてやらないと、
迷惑なことにしかならない。

民間にも
そこんとこ考えないとこは
いっぱいあるんだけど、
頭使わなさ加減でいえば、
やっぱりお役所を措いて
ほかにはありえないよね。

私行政嫌いだからね。
世話にはなってるけど嫌いだよ。
人の金でクソイベント、
クソ補助金出してるの見ると
気分悪くなるよ。
何とか税なんてなくなればいいのに。

存続するのはいいけど、
頭使えよって感じだし、
わけわかんねー規則に縛られて、
ゴミみたいな民間に利用されて、
補助金むしりとられてるだけとか
何のために存在してんのかな。

商店街とかは
もうほんとダメだね。
滅びる運命にしかない。
町おこしで
補助金もらって入ってきてる
テナントなんて頼りにならねーし、
町の人はみんな
そのことにちゃんと
気づいてるんだよね。
わかってねーのは、
当事者だけ。

と、
のっけから愚痴のような
雑文をまき散らして、
読者を遠ざけるスタイル。
補助金もらってるやつって
やっぱり金の使い方おかしいんだ。
自分で稼いでないから、
わけわかんない「消費」しちゃうよ。
それ「投資」じゃねーから、
みたいな。
マジで意味不明な使い方のオンパレード。
うん、もういいよ。
_________________

本書タイトルは
「地域再生の失敗学」ということで、
全国津々浦々、
地域再生が叫ばれるけど、
成功してないところが多いんだね。
失敗しっぱなしだから、
再生を叫び続けるんだね。

地域がすたれる原因として、
人口減少っていう
もうどうしようもない問題が
立ちはだかっていて、
何とか人がどっかから来てほしいけど、
減少中の地域なんてのは
魅力ないから減少してるんであって、
なんでそっから増えるかよって。
あと現実問題仕事がない。

まずは雇用が大事。
これがないと生きていけない。
その町の中にいいとこなくても、
働き口があるんなら
とりあえずそこは住める。
車使えば
少し走れば
大きな町のどっかに出られるし、
自然に触れたきゃ
山なり海なり高原なり、
周りに「行きたくなる町」があるなら
それでおっけー。

でも地方都市と言えば、
チェーン店ばっかの
劣化東京みたいなものばかりでダメダメ。
もっと別のことも考えなさいよって出たのが、
ゆるきゃらとか
B級グルメみたいなものなのかな。

意味ねーよって
本書で言われてるけど。

道の駅はツーリングしてると
世話になりっぱなしなんだけど、
まあ最低トイレと自販機とゴミ箱あったら
ほかはどうでもいいぐらいには思う。
土産買うとか食事できるとか
便利なとこもあるんだけど。
確かに無駄に立派すぎて
元がとれなさそうな施設も多いかもしれない。

自治体は非効率なことをしすぎる。
箱もの大好き。
継続性は考えない。
博物館美術館みたいなのが
市ごとに乱立したって誰も行かない、
コスト垂れ流し施設化。
無駄に地域が分かれてると、
ある地域で必要とされる施設の最適な数を超えて、
それぞれの地域が
みんな自分のところで施設を持ちたがって、
その結果無駄まみれになる。

日本人はみんな平等が大好きだからね。
これは治らないね。
でもそれやってると
みんなまとめて倒れるんだよね。
まあそうなっても、
それがらしいといえばらしいよね。
勝手に倒れればいいんじゃね?
って思うのが
私みたいな無責任なやつらで、

本書には、
そこんところを悪あがきして、
大変な思いをしてらっしゃる方々の
メッセージが込められているんでないかな。
みんな情熱にあふれた
頑張り屋さんだと思うから、
なかなか面白い読み物だったように思うよ。

今野真二『常用漢字の歴史』

常用漢字って決めていくの大変。

最近古文書に手を出し始めたこともあり、
もともと漢字への興味は
強いほうだったけれど、
ますます知識として
持っておいて損はないか
という状況にあるため、
読んでみた。

昔の人が工夫をこらしてきたから、
今の私たちが
簡単に漢字を書いたり
覚えやすくなってきているんだとわかった。

なんとなくでも、
昔の漢字いわゆる旧漢字とかいうやつは
画数が多かったり、
妙な動きをする線があったりして、
難しいというイメージを
誰でも持っているだろう。

今私たちが使っているのは、
そういう部分を省略したから、
当然簡単になっているのだ。

しかし
今から覚える人には簡単であっても、
いざ昔の字を読もうと思ったら、
今と昔で使っているものが
微妙に違ってるから、
その時の文章が読めないとかいう
弊害もあったりするのだ。

ほとんどの人にとって
それは困ることではないが、
一部の人は
それを読むために
また勉強しなくてはならなくなり、
それが専門性を帯びてくるのだ。

果たして私が
古文書をよどみなく読める日がやってくるのか、
途中でやめてしまうのか、
それはまだわからぬところ。
しかしめんどくせえ。

はてさて常用漢字の話に戻るが、
昔常用されていたものと、
今常用しているものは違う。
当たり前。
マッチやライターが存在する時代に、
鑽(ひうちがね)
などという漢字は常用されるはずがない。
だから時代と共に
常用漢字も少しずつ変わっている。

漢字なんて
あって当然と思うかもしれないが、
実は漢字廃止論というのがあって、
ひらがなやカタカナだけにしろーとか、
ローマ字で全部かけーとか、
今となっては、
そんな馬鹿な、
と思えるような議論が
おおっぴらに言われることもあった。

漢字があるから
日本語を覚えるのが難しくなるんだ、
という話だが、
漢字があるのとないのとでは、
文章の読みやすさが違う。

いくらフォントや
スペースを埋め込んで工夫したって、
一旦漢字を覚えた人間からすれば、
使うのと使わないのとでは、
理解度は天と地の差だぞ。

そもそも
漢字廃止論を唱える奴らだって、
自分たちは
漢字を理解しているんだから、
もし仮名文字や
ローマ字で表現された
日本語を見れば、
頭の中で漢字に変換して
読むに決まっているのだ。
そのほうがわかりやすいんだから。

そこを無視して
日本語を表音文字だけで記そうなど、
荒唐無稽、笑止千万よ。
一部の老人は
自分の理解の中だけで完結させて、
次代の大勢の人間たちが
生まれてから死ぬまでの
人生に対する責任を軽んじているから困る。

はてさて、
それでは、
今使われている漢字たちは、
100年前に漢字を使っていた人たちにとって、
どう思われるのか、
彼らが使っていた漢字と
著しく変化を遂げた漢字は、
まさに彼らの気分を
打ちのめしてしまうほどの変化ではないかと、
問われてみれば、
ぐぬぬ、
いうことにもなるのであろうか。

あとあの人たち
行書とか草書使いすぎなんだけど、
どんだけやってんの?
江戸時代の識字率が
やたらめったら高かったとかいってたり、
実際農村に大量の古文書があったりして、
文字に親しんでいたんだろうが、
今そんなのを見てみると、
昔の人間の大概が
読めたはずの文書が、
今の自分に読めないっていうのは、
なんだか大変な屈辱に思えてきたりするね。

常用漢字の話から
脱線しっぱなしなんだけど、
何はともあれ、
常用漢字って気づいたら
どっか変わってたりして、
昔の漢字と今の漢字、
使われ方が変わったりするんだけど、
漢字さんには、
どうにかこうにか、
おかしな変化を遂げずに、
生き続けてもらいたいもんだと願う次第。

ダレル・ハフ『統計でウソをつく法』訳:高木秀玄

刺激的なタイトルに惹かれて購入。
しかも1968年に初版、
今私が手に取っているのは2015年の第93刷。
これは紛れもない名著。
はずれナシ!

そう思って読んだものの、
わざわざこの時代にこんな古い本読む必要あるか…?
という感情にさいなまれる。
古いわ。データが古い。背景が古い。
ところどころ何言ってんのかわかんねえ。
あと訳も読みにくい。
名著だか何だか知らんが
わざわざ現代日本人が、
古い外人の書いた統計本読む必要ないんじゃなかろうか。
日本人の書いてる初心者向けの統計学の本が存在してるなら、
それ探して読んだほうがよさげ。
どこにあるかは知らんけど。

読みにくさが先行して
あんまり楽しい読書にはならなかったけど、
参考になることは多い。
統計情報が世の中に氾濫してるのはそうだし、
何も考えずに受け取ってるとおかしな勘違いをしたり、
まんまとそれを作り出した人の思惑通りに陥れられることもあるので、
気を付けたほうがよいことはいっぱいあるよね。

ここまで書いて、
日本人が似たような本を書いてないのかと気になったので、
アマゾンで探してみたけど、
それっぽいのないね。
一般人として統計の最低リテラシーがほしいっていう人は、
これ読むしかないかもしれない。
ゆえにこの本おすすめ。

井上章一『京都ぎらい』

新書大賞20161
でかでかと宣伝され、
カバーの上にカバーとは
最近の本は、こってるんだなあと思わず購入。

さて内容は、だめ。
最初のうちはそれほど
気にならなかったが、
読めば読むほど
作者の劣等感が鼻につきだす。
書いている内容として
参考になることもあれば、
子供の感想文じゃねーんだぞと
突っ込みたくなることもあり。
とにかく文章の雰囲気が最悪。

そもそも
劣等感を抱いている風を装ってはいるが、
この作者は
それなりの地位も名誉も金もある人物であって、
そういうことも本書の中で自分から明かすものの、
かなりしょぼい劣等感でしかないことは明白。

洛中と洛外の差とかいうけど、
そんなもん大小あれど
誰にだってあるし、
ど田舎生まれの私にすら
持ち得るものであって、
しかも限りなくどうでもいい。

恵まれているから
どうでもいいことにこだわって、
洛中人に都合の悪いことがあれば
心の底で喜んでいることを
「演じている」ぐらいにしか見えない。
性格悪そうな年寄だな。
いかにも
年取っちゃいました
って感じの思考の硬直感があるし、
読んでてだるい。

一番理解できんかったのは、
この本が仰々しげな賞を受けてること。
こんな品もない、
学も中途半端な読み物
よく堂々と表彰できたな。
新書はこの程度がふさわしいっちゅーこと?

乾ルカ『森に願いを』

乾ルカ『森に願いを』を読んで。
 一つの話が終わって、主人公が変わったので、短編集かなと思ったけれど、何となく読んでいるうちに、同じ場所、同じ人が出てくるところから、舞台は同じで何らかのつながりがあるんだろうなということに気づけた。登場人物はみんな何か困難を抱えていて、森へと入っていって、庭師の青年や植物とのふれあいの中で、困難と向き合い、折り合いをつけていけるようになっていった。とても読みやすくて面白かった。
 私が子供のころ、大人がうらやましかった。私は学校が嫌いだったからだ。なぜかと言えば、何のためにやっているのかわからない勉強をさせられて、苦しい運動をさせられて、よくわからない技術科目、それはたとえば絵をかいたり、工作をしたり、家事のまねごと、技師のまねごともあった。とにかく勉強したくなかったし、面倒だったし、学校が終わっても宿題をやらなきゃいけないっていうことも最悪だった。毎日の時間を束縛されているようで、それが気に入らなかったから、自分のやりたいことだけやれたらいいのにと思っていた。そういう私にとって、大人は仕事があるといっても、その内容なんて何もわからなかったが、帰って来ればぼーっとテレビを見ていたり、私と遊んでくれたことも数多くあったが、仕事というものが終わりさえすれば、あとは完全に自由の身であるように思えた。宿題をしなくていいし、勉強する必要がない。ただどこかへ行って、何かよくわからない仕事というものをしてくればいいだけで楽なんだろうと思えていた。だから私は、早く学校などというものから解放されて、仕事というものをするようになれば自由な時間が増えて、難しいことを考えずだらだらと生きていけるようになればいいと思っていた。でも今それが、すべて間違いだったとはっきりわかる。大人というのは子供をやっていた時よりもはるかに面倒で、だるいものだ。ただ勉強さえしていればよかった時代が、いかに恵まれていた時期だったかということが、今ならわかる。やったらやっただけの成果がきちっと自分に跳ね返るだなんて、とてもわかりやすい話だ。では社会というものはどうだ。なんとどろどろしてつまらないことでいがみ合い、非効率なことをして、また愚かな人間関係が存在していることか。人は自らの愚かさに気づかず、愚を周囲にふりまき、まとめて闇へと堕ちていくのだ。それに加えてわからないことが山ほどある。学校の勉強では足りないほどに理解できないことがたくさんあるのだ。わからないことを解決するためには、誰かの手を借りるか、もしくは自分が一層賢くならなければならない、つまり勉強しなければならない。大変なことだ。私が子供のころよく言われたことには、大人は仕事をしている、子供は勉強をすることが仕事だ、と。しかし勉強は子供だけのものではなかったのだ。大人も勉強しなければならない。考えることもしなければならない。人を動かすためには人が動きやすくなるよう配慮しなければならない。その配慮の方法を勉強し、考えることも必要になる。何たる面倒くささ。時間のなさ。もう社会なんて嫌だ、人とかかわるのは嫌だ、考えるのは嫌だ、そういう世間的なわずらわしさから逃れるように、困難を抱え、植物に惹かれ、自然の中へと隠遁したくなるのだろう。私も隠遁したい。

1363文字。

                                    

夏休みですね。
時節柄こういうスタイルいいんじゃないですかね。
誰もほめてくれる人はいないので、
自分で自分をほめます。
よくやった。
夏休みの宿題一つ終わらせられるぐらい
よくやった。
ただ文字数的には若干物足りない。
2000文字はほしかった。
また今度別の機会にチャレンジだ。

さて、今回の本、面白かった。
とにかく読みやすい。
ただ時間はそれなりにかかったような気もする。
個人的に一番びびっときたのは
最後から2番目「とらわれの木」
40歳行き遅れ女性の悲哀。
痛い。
現実に、ここまでひどくはなくても
これに近い印象の人って割と身近に存在した。
一人二人じゃなかった。
被害者意識の強い人。
自分の痛みにだけ敏感で、
他人の痛みになんて考えも及ばない。
悪口が好きってもう存在が邪悪。
一緒にいて
きついとしか言いようがない。
こっちの主人公は
立ち直る希望を
得たかどうかってとこだけど、
現実問題どないしょーもない人が
いっぱいいて困る。
この本をプレゼントとかしたら、
やっぱぶち切れちゃうんですかね?
案外気づかなかったり?
藪蛇だなー。

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本をよみたいね。

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