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『古事記』梅原 猛

日本神話って意外と少ないんだね。
80ページぐらいが純粋に神々の物語で、
それからもう神武天皇出てきちゃうんだね。

しかし神話は面白い。
神の行いが、私たち人間の理解を突き抜けちゃってるせいだろうか。
神に人間的な倫理とか判断は通用しない。
神々の間では何が起きてもよいのだ。

たとえば、荒れ狂う須佐之男命(スサノオノミコト)は、
姉の天照大御神(アマテラスオオミカミ)の統治する
高天の原(タカマノハラ、天界のことよ)で、
姉さんお手製の田んぼをぶち壊しまわり、埋め立てます。
さらに、天照がお食事するためのお屋敷に、糞をしちらしました。

これに対して、天照は、
「糞のように見えるのは、酔って吐きちらした反吐であろう。わたしの愛しい弟がしたのだよ。また、田の畔をこわし、溝を埋めたのは、農地を広くしようと思ってしたことであろうよ。わたしの可愛い弟がしたことだ」 (p.25)
などと、慈悲深くおっしゃるのです。
なんという女神でしょう。

まあ結局、このあと愚弟が神の着物を織ってた機屋(はたや)の天井から、
皮をはいだ馬を落とし入れて(!?)、
さすがのお姉さまも天の岩屋戸にひきこもっちゃうんですけどね。


まったくなんと派手に突き抜けた話だろう。
人間の私たちには到底出来そうもなく、
イカレた物語といえる。

神々の世界は広い。
自由がある。
肉体的にも、精神的にも、人間など比にならないほどの自由がある。
宗教的に言うならば、「神にとっては一切が可能」なのだ。
そんな彼らが互いに、
(人間的な判断からは)荒唐無稽とも思えるような行動を
とるのがいいんじゃないか。

人間は不自由だ。
「そ~ら~をじゆぅにっ、と~びたっいな~♪」
などと言ってみても、
この重たい身体が、枷になって、
心ですら人間的な倫理が限ろうとする。

だから、彼らには、無限の力を持って、
時に狂気に、時に人間的に、
自由に立ち回り、演じてもらいたいと思います。
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bq69pd

Author:bq69pd
以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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