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『就活のバカヤロー』大沢仁、石渡嶺司、『新入社員はなぜ「期待はずれ」なのか』樋口弘和

結構前に読んだ本なんだけど、
友人と会話してたら、
何か書くことを思いついた。

これから書くことはこの本の知識にもよるので、
まああげとこうかと。

就職活動だが、
昔とはずいぶんと変わってしまったものだ。
20年ほど前までは、
卒業する少し前に始めればよかったのに、
今ではどの大学に入れば就職に有利かまで考えて、
大学選びを行うのだそうだ。
(いつから大学は就職予備校になったのだろう。)

しかもいざシュウカツとやらが本格化したとして、
そこで繰り広げられるのは、まるで狐と狸の化かし合いだ。
どちらも互いに、互いを欺きあう。
なんと憐れな光景だろう。

面接官は己の目を確かであると信じ、
前にソクラテスの人事とか言う番組を見たが、あれには心底学生に同情したくなった。そこで出てくる人事というのが、ちょっとひねった質問を出せば、確実に相手の考えが理解できると思っているのだ。彼らはいつから心理学者になったのかと思うと、おかしくて仕方が無かった。それから、司会者に乗せられて、見るからに体育会系の人事が、言うこと聞いてくれて能力のある学生がいいですねとか、いかにも無能な人間の言いそうなことを平気で抜かしていた。何でこれを人事にしちゃったのか、その会社の他の人事も節穴なんじゃないかと疑った。
学生はいかにそのうぬぼれた面接官を
だまくらかしてやろうかと策略を立てる。
(騙すという点では、企業も同じようなものだ。)

そしてめでたく入社できれば、
あとはこっちのものだと言わんばかりに、
元学生たちはやる気をなくす。
会社の嘘に気付いてやる気をなくす者もいるだろうか。
ある者はサボり、ある者はやめていく。
以前別の友人から聞いた話だ。ある会社の新人営業は、監視の目も、ノルマもないのをいいことに、外で思いっきりサボっていたらしい。全くあまりにおかしくて、笑ってしまったが、その会社はそれでいいのかとたずねたら、業種を聞いて納得してしまった。やはりさっさといらない規制はなくしたほうがよさそうだ。

誰が見ても分かることだが、
面接官(会社)と学生の間には、
明らかに情報の非対称性が存在している。
(情報の非対称性?
→企業と学生は決して分かり合えないってこと)

それなのに、肝心の当事者たちは、
そのことにあたかも気付いていないかのように振舞う。
分かっていて、なお茶番を演じているならば、
彼らにとっては悲劇なのだろうが、
そんなもの端から見れば、喜劇以外のなんでもない。


さて、一応本のことももう少しコメントしておこう。
自分にはあまり関係ないという人は、
もし読むのであれば、
憐れな役者たちをあざけるなり、
笑い飛ばすなりしてあげたらいいと思います。
企業の方も、まあ参考にはなるんじゃないですか?

で、メインターゲットと思われる学生だけど、

読むな。

ちゃんと就職活動をする気があるのなら
読まないほうがいいね。
世の中知らない方が幸せなこともある。
活動してるうちに多大な違和感を持つこともあるかもしれない。
でも違和感は違和感としてとどめておくべきだ。

下手に余計な知識をつけると、
自分にとって面倒だよ。
大体、大半の学生はおとなしく社会のルールに従うしかないんだ。
無力なものだよ。かわいそうに。

せめてこの悪しきセレモニーが一刻も早く消え去ることを祈ろう。
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以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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