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橋本長道『サラの柔らかな香車』

白人美少女が天才的才能により、
棋界を席巻していかんとする将棋小説。
と、紹介すると、
まるで漫画やアニメのようだが、
内容は思ったより深い。

私は将棋に関しては
駒の動かし方が
わかる程度のレベルなので
盤上のことはよくわからない。

しかし著者が実際に
奨励会で挫折した人だけあって、
そこにある
重たくよどんだ雰囲気の描写は
興味深いものがあった。
ただそういう部分の感想は
解説のほうで余すところなく
別の人に書かれてるので、
特に書くべきことがない。

「十で神童 十五で才子 二十過ぎればただの人」
素晴らしい言葉ですね。
昔の人は賢い。
何の努力も苦労もせずに
過ごしている人は
この言葉をよく
肝に銘じておかなければね。

この本では、
というか棋界の中で
そうなんだろうけど、
「天才」とか「才能」っていう言葉が
いっぱい出てくる。

私自身はもともと
天才とか才能といった類のものは
信用していない。
何もしない奴はバカだし、
努力できる人は
誰でもある程度のことは
できるようになる。

だからそういう言葉を
耳にするのがあまり好きじゃない。

しかしこの世界に関しては、
というより、
頂点を目指す人にとっては、
どこでも、
そういう言葉の意味を
より近く感じずには
いられないのかもしれない。

幼い子供といい大人が
将棋で同じレベルに
立たされることがあるというなら、
大人のほうが
特別怠けていたわけじゃなく
情熱を傾けたはずの分野で
自分より優れた子供が現れたら。
天才や才能を意識せずにはおれないだろう。

所詮私が意識する世界は
程々の世界で、
一番上を見てるわけじゃないから、
天才とか才能とかが
支配してる領域を
逃れたところで
程々に生きてるから、
そんなことを考えずに
済んでいたのだと、
再認識させられた。
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