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伊坂幸太郎『重力ピエロ』2回目

犯罪には
加害者と被害者がいて、
被害者は加害者に傷つけられ、
加害者は法律により裁かれる。

加害者はただ自分のエゴで
誰かを傷つけて、
被害者はそんな他人のエゴによって
深刻なダメージが与えられる。
そしてその深刻さは
当人たちにしか
真に迫ったものにならない。
加害者は自分勝手な
ルールによって無秩序を与える。
被害者はいわれのない
無秩序を背負わされる。
加害者
法律という秩序の下に裁かれる。

主人公の弟である「春」は、
しきりに人間はダメダメ
って感じのことを言うんだけど、
本当にそうだなあと思わせられる。
まあ実際は
人間以外の動物社会で、
各動物が各々
何を考えて生きてるかなんて
わからないので、
人間社会と
ほかの動物社会を単純に比較して、
どっちが偉い、劣ってる、
よくわからないといえば
わからないんだけども、
しかしできた人間ばかりでないのは事実。
悪い人間がいるとほんとに怖い。

罪を裁くために法律があって、
やばいやつを
野放しにしないために、
警察がいたりする。
考えてみると
加害者っていうのは
案外秩序に守られてるものだと思う。
まったく根拠のある罰を受けて、
おまけにやったことが
重大であればあるほど、
与えられる罰は軽めになる。
2人までならセーフとか、
最たるものかもしれない。

いや別に今ここで刑罰が軽いから、
もっと重くしろとか
そういうことが言いたいんじゃない。
ただ悪の被害者というのは報われない、
しんどいなあ。

「歯には歯を、目には目を」
有名なハムラビ法典だけど、
これはやり返すならここまでよ、
という限度を示している、
というのもまた有名だろう。
やっちゃったことは、
同じことが返ってきても、
文句は言えないというのは、
仕方のないことだろう。
誰かを殺したんなら、
誰かに殺されても文句は言えない。
結果はどうしたって
変わらないのだから。
たとえ誤って殺しちゃっても、
じゃあ誤って殺されたとき、
文句は言えないだろうなあ。

悪いことに限らないけど。
何かをやらかすときは、
覚悟を持ってやらないとだめだ。
自分のやったことは返ってくる。

やっちゃいけないことを
人にやってくる奴は本当に頭がおかしい。
自分が痛い目に合わなきゃわからない。
ほっといたら人間はバカすぎて
争いあって、
勝手に自滅するから、
わざわざ秩序を設けてあるんだ。
それがわからないバカ悪人がいるから、
世の中っていうのは安定しない。

                 

「気取った言い回し」が多い。
でもそれが面白い。
実際にこの小説の中で
起きてる物語は、
それほどスケールの
大きな話ではない。
行動範囲が狭くて、
何かが起きているようで、
実際にそれほど大したことは起きてない。
現実にあったとしても、
ちょっと地域を騒がせる程度のこと。
しかしながら、
当人たちにとっては、
それしかないのだというほどに、
深刻かつ切迫した思いがある。

全体的な雰囲気として、
どんより気味。
空気重たい感じ。
登場人物は軽い
…ようにふるまってる。

これ読んでる間なんとなく
「小説は娯楽」
「本ばっか読んでるとバカになる」
こんな言葉を思い出していた。
っていうか
最近耳にすることがあったからなんだけど。
映像が出る前に
こういうこと言われてたんだっけ。

読書はバカになる。
映画ばっか見てるとバカになる。
テレビばっか見てるとバカになる。
ゲームばっかやってるとバカになる。
今はスマホとかネットかな?

まあ何でもいいんだけど、
あんまりのめりこみすぎると
バカになるのかもしれない。

それはさておき、
この本は本当に
娯楽として楽しめると思う。
「気取った言い回しが多い」
これはこの作者の魅力。
気取った言い回しが
いっぱいあって、
いろんな資料を基にした
たとえばガンジーとか、
フェルマーとか、
バタイユとかいろいろ出てくるけど、
なんかこういうことも教えてもらうと
得した気になるんじゃないかな。

もちろんストーリーも面白い。
それと同様に、
この作家の言い回しも面白い。
そんなこと言えるんだーってなる。
実際小説読み漁る人は
表現方法を重要視してる人
多いと思うんだけど、
このしゃれた風な装いに
抵抗がなければ、
かなり楽しめる。
もちろん合わない人もいると思う。
作為的というか、
気の利いた風な表現に
いらだつ人はいると思う。
偏見だけど、
これダメな人は村上春樹ダメそう。

ところで驚いたことに、
私この本前に読んでた。
まったく気づかなかった。
500ページあって、
ん? って気づいたのが、
最後の解説読んでる時だった。
さらにブログ検索かけると
ここで感想すでに書いてた。

『重力ピエロ』伊坂幸太郎
びっくりした。
内容とか全然記憶になかった。
というわけでこの記事のタイトルは
「2回目」となりました。
前回見るとまともに感想書いてないし、
まあいいよね。

…いや、でも同じ本をゼロから2度も楽しめるとかすごい得じゃない?

わらにもすがる思いで連絡しました。

これで最後にするので最後に一ついわせてください。
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Re: わらにもすがる思いで連絡しました。

最後といわれてもその前に何か言われた覚えがありません。

文章全体の中で、
>不労所得が簡単にできるんです。
というやけに冷静な文言が不自然極まりません。
つけなくてもいいかもしれません。

もう困ってないあなたが藁にすがる思いをする必要はありません。
タイトルを考え直しましょう。
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