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岡田暁生『音楽の聴き方』

これだよ。
いま私たちに必要なものは。
今ほどこの本が求められる
機会があるだろうか?
すごくいい機会なんだよ。
いいから読もうよ、
この本を。

私が何より問題だと思うのは、近年増加の一途を辿っているところの、音楽家の人生を感動物語に仕立てて商売にするやり方である。それはもはや音楽体験ではない。(中略)何に対してどんな風に感動するか、どんなお話をそこに投影するか、すべて前もってセットされているのである。」(p.27)

音楽の聴き方には
たいそう深い内容が
あるものなのだと初めて認識した。

私自身
あまり音楽を聴いているわけでもないし、
する方の経験もさっぱりないので、
まさに「サウンド」として、
自分にとって
心地のいいものを探すということしか
しないでいた。

邦楽と洋楽というくくりだって、
音楽という
誰にでも聴くことのできる
言語の前では、
それほど意味のある分類だとは
考えなかった。
しかし本当は、
音楽にだって
国境の壁は存在していて、
そんなことも気づかない私は
全然音楽がわかってなかったんだ。

音楽は直接、
姿かたちが見えないから
素人には良し悪しがよくわからない。
せいぜい好きか嫌いか
「感じる」くらいしかできない。

もっとも、
世間にはその程度の素人が
山ほどいるから、
良いものを探してきて
教えてくれる
音楽評論家が必要だし、
彼のいうことを
たやすく信じてしまうのだろう。
ただ教えを説こうにも、
相手はしょせん素人だし、
和音がどうの、
拍子がどうの、
アンダンテ、アレグロ、エスプレッシーヴォなど
並べ立てられてもわけがわからない。
そうなったらもう
誰でもわかる感覚に訴えるか、
エピソードを作るしかない。
目が見えないとか、
耳が聞こえないとかあれば
いい話題になる。

こうした単なる飾りつけに
惑わされないために、
深く知る方法が
求められるわけだけれども、
どうやらやはりその道は険しそうだ。
本を読むことが一つの基本になり、
当然音楽はたくさん聞きこまないといけない。
挙句その国の文化・言語を学ぶべきとも。

音楽は一つの趣味だ。
趣味というのは
極めようと思えば難しいものだ。
これを必死に学ぶ人がたくさんいるのだ。
私ごとき立ち入る隙もなし。
ちょっと音楽に人生捧げるほど
のめりこめそうにない。
現代人には
あまりに時間がなかったんだ…。
音楽することだって
興味はあるけど、なかなか…。
まだまだ私は無知のまま
音楽を聴いていくことになりそう。

あまり希望のないしめくくりですが、
本の内容は
驚くほどさんこうになりました。
本当に
読んでよかったと思ってます。
素人でも分かるように書かれているし、
コマーシャルとか施設内とか
BGMのように使われる実用音楽と、
純粋に音楽を楽しむ音楽が
別にあるのだと分かったのも収穫でした。

ところで私、佐村河内さんのことはニュースになるまで名前すら聞いたこともありませんでした!
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bq69pd

Author:bq69pd
以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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