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さだまさし『解夏(げげ)』

全編感動が止まらない。
あふれ出んばかりの悲しみと、
それを乗り越える強さ
希望の物語に満ち満ちている。

全部が全部
幸せに終わるのではない。
そんな御伽噺のような
現実は存在していない。
人は生きていくうえで
様々な選択をし、
成功と失敗を繰り返しながら
自分の人生を
生きていかなければならない。

ただ一度の失敗が
その後何十年にもわたり
大きな問題として
もたげてきたとしても、
あきらめてはいけない。

生きている限り、
自分は選択をし続けることができるし、
人生を生きていける。
後悔のない生き方をすることは
難しいことなれども、
自分に嘘をついて、
臆病になったり、
ごまかしたりして
生きていくのは
最悪なことなのだ。

生まれた人は
必ずいつか死ぬ。
とてつもない悲しみだ。
死んだ人はもう戻ってこない。
もう会えない。

仏教では、
死というものを、
単なる形の変化としか
捉えはしない。
ある生き物が
死に絶えたとしても、
それは土に還り、
あるいは
別の生き物の
血肉になるだけであって、
地球の重さは
変わらないのだ。
諸行無常だから、
何ものも同じ姿を
保ち続けることはできない。

だが、
私たちの感情は
それをすんなり
受け入れられるほど、
冷静ではないのだ。
だから苦しいのだ。
宗教など
所詮そういう苦しみを
何とか紛らせるために
作られた詭弁にすぎないのだ。
だがその詭弁が
人々を慰めてもくれる。
考え方一つ変えるだけで
明るく生きることだって
できるようになる。

本書には割りと仏教的なもの、
禅宗的なものが顔を覗かせてきて、
通奏低音となっているようだった。

                     

「さだまさし」「幻冬舎」
という組み合わせによって、
当初ほとんど地雷扱いで、
買ってはみたものの、
危うく一生読まない本に
なるところであった。

上の組み合わせ、
というのは、
芸能人とこの出版社というのが、
いかにもなやり方であるからで、
幻冬舎自体
どうもやくざっぽいイメージがあって
あんまり好きじゃなかったり。

でも作家が
悪いわけじゃないから、
買った以上
ちゃんと読もうと思って、
読んでみたところ、
私としては
近年まれに見る
大当たりであったと
確信しております。
ちゃんと読んでよかった。

とてつもなく
失礼なことを言うけど、
芸能人に
まともなやつ(これはつまり私が考えるうえでの「まとも」ということであり、決して世間一般的な観点だとか…云々かんぬん……言い訳めんどくさい)はほとんどいないと思い込んでいるので、
衝撃的だった。
私の中での
「さだまさし」株は
うなぎのぼりだね。
おすすめとか聞かれたら
「さだまさし」って答えるから。
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bq69pd

Author:bq69pd
以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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