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山口修『東洋文化史』

実は私は世界史というと、
西洋史の方しかろくに学んでいない。
もっとも、
その西洋史の知識すら
だいぶアヤシイのだが、
とにかく、
東洋史にまともに触れたのは、
これが初めてである。

範囲が広すぎて
全体をさらっと流すような内容ではあるが、
初学者にはちょうどよかろう。

改めて歴史を眺めてみて感じたのは、
人間の天井みたいなものである。

歴史の本1冊読んだぐらいで
知ったふうなことを言っているが、
それにしても人間というのは
成長しないというか、
いつまで経っても
同じことを繰り返すという
印象ばかりである。

哲学者の中には歴史を学んで、
それから真理だの
道理だの言い出すものがいるが、
気持ちが少しわかった。

もし人間に寿命がなければ、
もう少しマシな行動を
覚えていただろうか。

あまりに学習力がなさすぎ、
誰も彼も行動パターンが
似通りすぎではないか。

次から次へと王朝ができては滅び、
そのたびに人々は戦っている。
いつもいつまでも、
土地を争って戦っている。
いくら大きくなろうと、
強くなろうと、
そのうちどこかが独立したりして、
また戦いだす。

今みたいに世界中が
ネットワークでつながってる
とかいう時代でもないから、
だからこそ「駅伝」とかの
整備なんかもあったわけだけど、
なおさらそんなのは
やりやすかったであろう。

やがて東洋の舞台に
西洋が侵略者として出現すると、
数々の略奪行為に及ぶが、
確かにこの連中が
やっていることは
屑そのものといっていい。

特にイギリスのアヘン戦争のくだりなど
激しい怒りを覚える。
流出した銀を回収するために、
植民地のインドで栽培した
アヘンを清に売りつけて、
最悪死にすら至るような
中毒者を増産し、
危機感を抱いた清が
その服用の禁止、
輸入停止措置をとったところで
イギリスが憤慨して清を攻撃する。

西洋世界の野蛮さ、
暴力性に辟易しそうになるが、
果たしてこれは西洋に特有なものなのか。
むしろ人の持つ
本性によっているのではないか。
偶然にそのとき
一番力を持っていたものが
そういった行動を
起こしただけであり、
それは逆の立場になる歴史も
ありえたのではないか。

つまり、
する方もされる方も人間であり、
あくまでその種の中においての
出来事に過ぎないのではないか。

誰が悪いだとか
決め付けることになど意味はなく、
ただ人間が悪いのであり、
自業自得。

どんなに悪いことが起きたって、
どんなに悪いことをするやつがいたって、
結局それが今の人間のレベル。

カントの世界平和への構想は、
論の上ではすばらしかった。
国連など彼の思想を
実現しようとしたものといえよう。
だが運営主体は人間だから
うまくいかなかった。
今もいってない。

所詮限りある世界でしか
生きられない我々は、
そこにあるものを利用して、
交換して、
循環の中に閉じ込められているだけだ。
そんな我々に
無限に続くようなすばらしく、
平和な世界を
構築するなど不可能、
平等などありえない。

人にも色々いる。
いい人も悪い人も。
いい人だったら
いい人生が送れるという保障はない。
ひどい人生になることだってあるだろう。
信じられないほど
ひどい死に方したりも
するかもしれない。
我々が生きるのはそんな世界だ。

先日は、
東北の津波で何万人もの人が死んで、
また生き残ったにしても
悲しい思いと共に
これから生きていかなくちゃいけない人が
ごまんといる。
そんな世界だ。
そして、
それでもそんなことなかったかのように、
人は生きていかなきゃならない、
ますと ごー おん

そんなことぐらいで
人類の歴史は終わらないのだ。
きれいごとで生きられる世界ではない。
感傷に浸って救われる世界でもなく、
解決できるものでもない。
生きる限りは、
必死で生きるしかない。

・・・人生ってこんなめんどくさいものじゃなきゃいけないの?

No title

24時間テレビで殺人があったって本当ですか??

うわさで聞いたけど
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以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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