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『ハサミ男』殊能将之(シュノウマサユキ)

以下、物語の核心に触れまくり。
注意注意。
この本読む気あって
まだ読んでないんだったら、
絶対下は読まないほうがいいよ。













すごいし、面白い。
ただ1つだけ言いたい。
日高さんかわいそう・・・。

100キロほどに見える卑屈で醜い白豚は
さんざん利用され(作者に)、
疑われ、そのまま・・・。

もちろん被害に遭った
女子高生たちも
不運で哀れな犠牲者なのだが、
なまじ彼の事は見ていた
(と思い込んでいた)分、
悲哀漂うものがある。

この人物トリックが明らかになったとき、
私は、え~、と思い、混乱した。
最初意味が分からなくて、
考え込んだり、
前のところをめくって読み返してみたりした。

そりゃ確かに違和感がなかったわけではない。
例えばショルダーバッグをかけていくところなど、
女性の姿が浮かんだことがなくもなかった。
が、そんなものいちいちこだわりはせず、
「ハサミ男」はハサミ「男」なんだろうと思っていた。

太ってるとかいう描写もずるい、
まんまとだまされた。
だから、それを知って、
私はただ混乱したのであり、
面白さを感じたのではない。
え~、であり、ぶーぶー、である。

読み終えて、
私はこれをすごいと認めざるを得ない。
こんな言い方、感じ方なのは、
私がだまされて悔しがっている
という風にとれるかもしれない。
たとえそうであったとしても、
それだけで説明はつかない。

私は割りと物語に入れ込んでしまうほうで、
感情移入も強い。
400ページも読んだ頃に、
それが覆されたことで、
私は多分、
何か突き放されるような感覚を覚えたのである。

そ、そんな・・・、
とがっかりしたのである。
醜い白豚から、ちょっとセンスの外れた美少女。
大混乱である。

だ、だれだお前は!
とかそんなことを考えつつ読み終えていた。
うん、面白かったと思うよ。
また機会があれば他の本も読むかもしれない。

ところでこの本のタイトルは「ハサミ男」と、
おどろおどろしいが、
そんなでもなく、読みやすいよ。
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Author:bq69pd
以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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