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『天帝妖狐』乙一

気まぐれや暇つぶしのように私を怪物へ仕立てた存在がいるのなら、反対に神聖な光を纏う存在もどこかにいなくてはなりません。」(p.225)

素直に感心した。
あー、なるほど、と思った。
体を化け物仕立てにできる
超越者がいるなら、
人間仕立てにできる
超越者がいてもおかしくないな。

でももし、
人間がこの世に生誕するときに、
その力が使われていたとしたら、
おあいこになっちゃうな、
とかばかなことを考えつつ。

随分ハードな生き方を
強いられることになった主人公。
何でこんな酷い目に遭わされてんだか、
とどこかに憤ってみたとしても
それは全く詮無いことで。
しんどいねえ。

彼は「今」に救われない。
彼が救いの光を見るのは、
ぜんぶ過去。
子どもの頃の記憶、
新たに得られたつかの間の人間生活の記憶。
もはや失われてしまったもの。

今にも未来にも希望はないままで、
過去を糧にどこまで生きられるのかしら。
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