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『「日本人」という病』河合隼雄

まえこうじょう・前口上

ほんとはこっちの記事と一緒にしようと思ったんだけど、
意外と長くなったのと、
内容が思ったほど似てなかったため、別立て。
わざわざこんな前置きがあるのは、
本文最初の一文の関係により。

カテゴリも、
上の記事と一緒に「新書」にしとくかと思ったけど、
実際、文庫だし、「心理学」カテゴリ追加かなあ、
と思いつつ、やっぱり「社会学」に投入。

まえおきおわり

『「日本人」という病』というタイトルは、
中身を見るまでもなく…以下省略

著者は、
日本の臨床心理学者としてとってもエライ人で、
多分日本で、
一番有名な心理学者じゃないかと思います。

彼は「"日本人"という病を背負う私」と言い、
自らを患者だとしますが、
臨床心理学者の大家だというエラさ、
自分も同じ患者である
と言うことからくる共感性、
寄り添う感じがマッチして、
癒し系的な内容になっています。

多くの患者を直接見て、
体験してきた著者が、
人の心はどう悩み、考え、
揺れるのかといった様をやわらかく描出しており、
読んでいると、何となく落ち着いてきます。
色々と考え込むタイプの人にすすめたい本です。
(第1章)

第2章以降は、あうあわないが出るかも?
おもに意見の面で。
ん?
と思ったり、
何を言っているのかよく分からない
というところがなくもない感じです。

でもまあ、
私はおおむね同意です。
特に第4章なんていいですよ~。

自然科学と違って、神話の世界には「賭ける」ということが存在します。「私は、それに賭ける」と。「私は、地獄はあると思う」「死後の生命はあると思う」と。「嘘かもしれないけれど、法然さんの言うことに賭けた」とか。(p.252)

別に天国地獄の話に限る必要なんてありませんが、
人は、今の自然科学の中だけでは
収まらない部分を持っていて、
そこらへんに個性みたいなのを感じたりしますよね。

「私」という存在・個性を
保証したり支援してくれるような
「何か」があって、
人それぞれの「何か」に「賭ける」ことで、
「私の神話」は作り出されていくんじゃないでしょうか。

その際、
自分で見出したものが、
既にあるものに、
似ていたとしても、
それは気にしなくても、いいですね。

がんばって見つけた「私の神話」を
そう簡単に捨てちゃう「私」もいないでしょうし。





人が何に賭けてるかは、
あまり気にしないほうが(笑)
そんな、
おいそれと発表するようなものでもないでしょう。
「私の神話」とか、大体こっぱずかしいものになるに、
決まってるんですから。
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bq69pd

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以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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