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ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』訳:小尾芙佐(オビフサ)

今年に入って新版になって、
装丁が美しいですね。
ドラマ化されてたし、
帯にはかっこいい山ピーがうつってますね。
ドラマ見たことないけど。

さて、一気に読んでみたけど悲しい。
知能に障害のあるチャーリィが
最初から最後まで語り続ける。

最初は誤字脱字ひらがなと
幼稚そのもの。
翻訳の人たいへん。

だんだんと頭がよくなっていく中で、
漢字が増えて、
文章のミスはなくなっていく。
どんどん賢くなっていくけれど、
感情面の幼さが抜けきらない。
それによる失敗、孤立…。
と言っても、
やっぱり賢いチャーリィを見ているほうが安心だね。

頭がよくなったのに、
女関係の中では
やたら暴力的な妄想を膨らませるのは、
チャーリィの個人的な幼さの表現なのか、
欧米人にありふれた考えなのか、
向こうの人の情緒に詳しくないので、
疑問に思った。
誤ったイメージを抱いているかもしれないので、
失礼なこと言ってたらすまん。

知的障害を扱ったものだが、
我々も
いつぼけるやしれぬ身であるから、
他人事ではないのかもしれんなあ。

この作品は古典として扱われそうで、
大層感動的な物語だということなのだが、
私はあんまり感じるところがなかった。
こういうこともあるよね。

小山登美夫『“お金”から見る現代アート』

私は現代アートがクソだと思っていた。
ごみ以外の何物でもない。
芸術家が目標を見失い、
迷走を始めた結果が
この屑の集まりだと。

芸術というのは、
自然界にあるものを対象として、
それをきれいに再現することから始まって、
そこにさらに人の考えたことが
対象と混じりあったものが、
絵画や彫刻、工芸などの形として
表現されるようになったものと考える。

壺、甕、食器、日常雑器、
史実・事件・空想・自然を描いた絵、肖像画…
それらは様々な形になって、
人々に実用的な益をもたらしたり、
高価な趣味的な芸術品に
昇華されていくものもあった。

最古の絵巻物の一つの
鳥獣戯画は漫画を思わせ、
一部の焼き物は茶道具に取り立てられ、
宗教が描かれれば祈りの道具となり、
きれいな人間は美人画から
少女漫画を経て
現代の美少女イラストレーションにも引き継がれる。

芸術はいろいろ生んだが、
そろそろネタ切れ感がでてきたんじゃないか。
世の中イラストレーションがあふれてて、
絵画美術なんてありがたがらない。
工芸品に関しては、
もうちょっと伸びしろがありそうだ。
漆器とか蒔絵とか細工物なんか
純粋に過去のものなんかより
今のもののほうがいいと思えるぐらい、
進化を続けてると思う。

ともかく、
今の奇抜なことやっとけみたいな
芸術には嫌気しかなかった。
それともう一つ。
意味不明な現代アートなんぞで
本当に集客に成功する例があることが
私をさらなる混乱に陥れる。

大体
現代アートやってるやつらも気にいらない。
現代アートやるやつ同士で固まって、
狭いメンバーの中で認め合ってて気持ち悪い。
作品としてありがちで腹立つのが、
勝手に考えて自分の解釈で見ろっていう作品。
Untitledとかもなめてるとしか思えない。

じゃあ何か? 
何も考えずにそこら辺から素材集めて、
時間かけて、
適当に頭空っぽで
ずっと作業して作品作ったっていうのか?
そんなバカなことがあるか。
本人がなにかもわからんようなものが
まともな形になるわけないだろ。
当然何か考えて作ってたに決まってるんだから、
当然それを説明する義務があるだろ。
それを放棄して勝手に考えろとか
バカにしてんのか。

よし、
じゃあ作品にタイトルついてて、
少しは作品が説明されてればそれでいいか。
そうとも限らない。
ろくに社会を知らない芸術家が知ったように
社会批判をしてるのはもう愚かとしか
言いようがなくない?
高校生が政治の授業受けて
社会批判するのと同じぐらいくだらなくない?

わけわからんオブジェ作って、
社会性を訴えるとか、
全部が全部悪いとは言わないんだけど、
中には、
こんな誰もわからんぐらい
まどろっこしいやり方で表現して、
お前は本当に訴える気あるの? 
ってなる作品があふれてるじゃない。

ここら辺でやめよう。
現代アートが嫌いで嫌いでどうしようもなくて、
何とかして
鬱憤を晴らしたかったという
私の欲求がこんなことを書かせた。

本の感想言います。
面白いです。

村上隆のフィギュアが16億で落札とか、
ちょっとしたニュースになったことがあったので
覚えてる人も多いかと思う。
そういうことの意味について、
教えてくれてる。
知らないことばかりで
すごく面白かったし、
参考になった。

現実問題として、
日本国内の美術界隈の世界は、
とても苦しく見える。
代表的なのは
博物館とか美術館の話。
過去の作品から必死になって、
価値を見出そうとしていて、
全国いろんなところで
展覧会がされてるけど、
実際、手を変え品を変え、
同じものを全国で巡回しながら
ちょこちょこちょこちょこ見せて
ごまかしてる部分はある。

大体の価値ある作品は認識されて、
その中から選んで見せてるんだけど、
いい加減見せるものがないから
同じものを何度も使わなきゃいけなくなる。
でもそのやり方じゃジリ貧。

そこで、
この著者はギャラリストなんだけど、
今の芸術家の中から
新しいすぐれた作品を
見つけなきゃいけないって
考えていて、
それは本当にその通り。

でも日本人コレクターは少なくて、
芸術の分野を支えられないから
地域の箱どもががんばってるって、
もうその辺は本読んでね。

大事なことは
何が優れているかを考えること。
「技術」「感情」「社会性」
これら3つが重要で、
ムンクの叫びからはすごい感情が伝わるし、
ピカソのゲルニカは反戦を訴えてる。
要はこれらのどれかに引っ掛かるものがあって、
人々に支持されるようになる。
個人の好みは大変な影響があるから、
一概にどれがいいとは言えないけど、
今の芸術家の中にも
優れたものを生み出せる人はいるだろうから、
頑張ってそういう人を見つけて育てられるように、
日本の芸術業界は頑張りましょう。
一般人もコレクターとして
支えていけるとよいですね。

うまくまとめられないので、
断片的に思うことや
書いてあったことを
ずらずら書いただけだけど、
今後も書き散らしていきたいでっす。

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