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新潟の豪農

米の有名な新潟県。
昔から大地主が多くいて、
金持ちの多い地方だった。
そんな地域にまだ古い家が
いくつか残されている。

規模とか事業とか見てみよう。
数字に関しては
だいぶアバウトに書いてあるので、
あまり気にしてはいけない。
㎡と坪数の換算すらアバウトなので
いちいち気にされても困る。

あともしかすると
勘違いもあるかもしれない。
間違いは指摘されれば直すかもしれない。



旧小澤家住宅
敷地面積:1600㎡(484坪)
建物面積:860㎡
主な事業:回船問屋、運送・倉庫、地主経営、石油商など

ナビを頼りに行ったものの、
車をどこに停めていいのかわからず、
家の前にいったんつけて、
受付のおねーちゃんに
停める場所をたずねる。
無料駐車場は歩いて15分、
歩いて1分のとこの駐車場は有料。
しかし30分は無料、
それを超えても安そうだったので
そこに停める。

建物の密集した路地に位置することもあり、
それほど広くて大きいわけでもない
(あくまで旧家における比較として)
という印象を受けたものの、
デジタル写真立てやら、
キャプションのつくりやらが
異様に豪華なことに驚く。
市の文化財ということで
お金が集まっているのかと思った。

庭に陶器の鶴が置いてあるのは
何の冗談かと思ったが、
建物、庭ともに良好な状態で残っていた。
ていうか建物は思い切り補強してある。
古い建物としてのギャップはあるかもしれないが、
後世に残すためにはやむをえない面もあり、
このバランスをとることは難しい。

建物の中にあがったり、
庭を歩いたりできた。
庭は外に出て歩いて見るよりも、
座敷から眺めたほうが良いと思った。
歩いて見てもあんまり良さがわからない。
それほど時間をかけず
30分もかけずに全体を見た。

渡邉邸
敷地面積:10000㎡(3000坪)
建物面積:1650㎡(500坪)
主な事業:回船、酒造、大名貸し、水田・山林経営

新潟駅から少し北になる。
何か今ちょうど建物全体を修理してて、
5年ぐらいかけてやってる。
工事状況とかが見られた。

蔵の中では関連する展示。
主屋内は工事中。
とりあえず入ってざざざーっと見る。
庭が江戸時代に
京都から庭師を呼んできて
作らせたとかいうことで
いい庭らしい。

この屋敷の変わった特徴といえば、
屋根じゃないだろうか。
木羽葺(こばぶき)(=こけらぶき)の
屋根の上に
15,000個の石が乗っかっているそうな。
何で石のっけてんのか。
何だっけか。
たぶん屋根の固定だろう。

渡邉邸の近くには道の駅と、
関川の歴史博物館、
渡邉家新宅「東桂苑」があり、

共通チケットもある。

「東桂苑」の壁には
一部ベンガラが使われているのが
気になった。
赤色の着色料だが、
いい色の赤が出せるとかいうので
ちょっと人気があったもののようだ。


市島邸
敷地面積:8000坪あまり
建物面積:600坪あまり
主な事業:大地主(福島潟の干拓等開発など)

まさに金持ち。
明治何年か忘れたが、
当時の多額納税者ランキング全国2位。

敷地が広い。
建物広い。
蔵の中の資料館すごい。

資料館内には
市島家伝来の品が並ぶ。
ものの価値など私にはさっぱりだが、
すごいものがいっぱい
並んでいるのであろうと感じた。

中でも目を引かれたのはお雛様。
展示の時期がおかしいだろと思ったので、
これはきっと
いつも展示してある常設展だろう。

江戸時代のお雛様があり、
何かいろいろと規格外。
3人官女のはずが7人ぐらいいる。
仕丁の数もおかしい。
人形がやったらと多い。
そしてでかい。
一人ひとりがでかい。
かわりに道具、調度品類は少なめ。
古いお雛様であることを感じるのは
なんといっても衣装。
色々なお雛様を見てきたが、
江戸期のものは
大体デザインが地味で質素。
そして長い時間を経ているのでぼろぼろ。

しかしその点はさすがお金持ち、
保存状態がきわめて良好。
おそらく江戸期のお雛様で
これより優れた状態のものは
他にないだろうと感じた。

さて、新潟は平成になってから
でかい地震を2回くらった。
それにより湖月閣(こげつかく)という、
貴賓を迎えるための建物、
迎賓館のように使われた建物が
倒壊してしまっている。
当時の写真を見ると、
無残としかいいようがない。
無念且つ残念。
これはきつい。
柱だの何だの
建物に使われていた材料、
当時座敷に展示してあったが、
建物崩れて一緒にぶっ壊れた
調度品類の展示も蔵で行われていた。

北方文化博物館(伊藤家)
敷地面積:29100㎡(8,800坪)
建物面積:3967㎡(1,200坪)
主な事業:大地主

新潟の豪農を語る上で
はずすことのできない場所であろう。
その規模、
知名度はまさに別格。
他の屋敷を見学したところで、
観光客などまずいないが、
ここはやたらと人がうじゃうじゃいた。

建物の見学はもちろん、
みやげ物屋あり、
カフェあり、
レストランあり、
旅館あり。
なんという手広さ。

当然建物はすごいし、
庭も見ごたえある。
時間さえあれば、
庭を眺めて座敷で呆けていたい。

廊下の天井に杉の桁が通っていて、
一本もので30m(16間半)。
展示物もすごい(私にはよくわからないがきっとすごい)。
展示範囲がやけに広く、
縄文時代の遺物であったり、
エジプトの考古物、
中国の焼き物、
ギリシアの焼き物
・・・どっからきたんだこれは。
ついでにミャンマー工芸展もやっていたが、
全く見ずにスルーした。

旧笹川家住宅
敷地面積:14252㎡(4320坪)
建物面積:1650㎡(500坪)
主な事業:大地主

入館するだけで、
笹川邸のマスコット
「ささたん」
を受け取ることができる。
職員の手作りらしい。
大変だな。

敷地も広いが、
建物もやっぱりでかい。
笹川邸のガイドブックみたいなのが
手作り風味な味のある内容で、
なかなかよかった。
敷地内に曽我・平澤記念館なるものがあったが、
興味ないので、
すたすた流し見ておわり。

長谷川邸
敷地面積:8400㎡(2541坪)
建物面積:不明(大きいよ)
主な事業:大地主(土地開発・治水事業等)

建物が1716年(享保元年)で、
ちょー古い。
茅葺屋根のため、
冬の間、
11月ぐらいから3月ぐらいまでの平日は
中で木を燃やして屋根をいぶす。
いまだにそのにおいが強く残っていた。
主屋を見てから奥に進むと資料館。

目黒邸
敷地面積:6253㎡(1891坪)
建物面積:663㎡(201坪)
主な事業:大地主

魚沼の山のほうに位置。
雪がまだとけていない・・・!?
今年はたくさん雪が降ったからねえ
・・・そうですか。

ここに挙げた中では
そんなに家は大きくない。
しかし家の裏の自然はなかなかすごい。
でも雪が残ってるから
歩いてみていくのは面倒。
少し見て引き返す。

見学中やけに煙たい。
家の中で
土間から板の間にあがったとこで、
竹を焼いていた。
やっぱり屋根をいぶしているのだ。
茅葺屋根なので、
煙をだしていぶすことで
煤などが隙間を埋めたり、
接着剤のような効果を持つ。
これにより屋根の痛みを
抑えることができ、
防腐剤のような働きをする。

雪国という環境は苛酷である。
この地方の家々は高床式のように、
2階、3階建てのところが多い。
一番下が車庫になっていたりする。
車庫もかまぼこ型というので
天井がアーチ型だったりする。
これだと雪かきしなくていいから。

また道路の除雪は
私有地までは
当然やってもらえないから
車庫から道路に出るまでの区間は
自分で雪かきをしないといけない。
サラリーマンたちは、
冬になると30分~1時間
早起きして雪かきをする。
帰ってきてまた
家の前の雪かきをする。
手間をできるだけ省くために、
家を道路沿いぎりぎりに
寄せて建てたりもする。
私はちょっと耐えられないな。



このように、
新潟にはたくさんの古いおうちが残っています。
「古い家のない町は、思い出の無い人間と同じである」
…そこまで言わなくても。

何はともあれ、
このような歴史が
きちんと残されていることは
確かに良いことのような気がします。
これこそが
我々の社会の豊かさを示す
一つの証でもありましょう。

ものはいつか
滅びてしまうものです。
ですが、
人々の努力で
風化を遅らせることはできます。
それは決して
無駄な努力ではありません。
我々の心の豊かさを
維持する上でも、
我々の社会の余裕を
守っていく上でも、
必要なことなのでは
なかろうかと思います。
観光地があると人も呼べるし、
まあ守っていこうじゃない?

越谷オサム『陽だまりの彼女』

盛大に裏切られた!

私がこの本をどんな気持ちで手に取ったであろうか。
帯には「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」
裏表紙あらすじには、「完全無欠の恋愛小説」
これだ!
100%幸せ成分たっぷり!
安心安全な読み心地のお手軽ハッピー本!

それがどうして・・・
甘い! 甘すぎてうぜぇ!
だがまあいいか!
そんな内容が9割ほどだった!
だがしかし急展開のラスト!
使い古されたようなねたで終わりなのか!
これでほんとにいいのか!
「前代未聞のハッピーエンド」はどこなんだ!?

いやもうほんとにね、
内容として、伏線に関しては、
陽だまりの彼女だったり、
丸い背中だったり、
耳元に甘い声だったり、
背中摺り寄せてきたり、
maoだったりと、
挙げたらきりがないですけど、
そのわかりやすさには別に文句はないんです
いやむしろその先を期待したんです
「前代未聞のハッピーエンド」ですよ!
何もかもひっくり返しての
大団円が待ち受けていると
思うじゃないですか!
これどういうこっちゃ!

すごく面白く読めたんです
読み始めると最後まで
一気に読んじゃうくらい
夢中になれたんです
それだけにね・・・
私の渇きが完全に癒されませぬ・・・
完全無欠・・・
私の心は欠けているんです・・・
今、切なさ成分求めてないから・・・

それはさておき、
瀧井朝世の解説は見事なフォロー
いやぶっちゃけ
こういうフォローをしてしまうあたり、
あんたもこのラストの
不完全燃焼さに気づいてるんでしょーが

「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」
これを素直に信じるならば、
女性というのはこういう風な具合に
男を翻弄することに
悦びを覚えるっちゅーことですかいな?
男性陣はこの本読むときは
気をつけるよーに

プロフィール

bq69pd

Author:bq69pd
以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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