12
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

山田奨治『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』

著者が若干利用者寄りすぎかなあ
と思いますが、
その辺に気をつけて読めば
特に問題なく読めます。

数字のトリックとか、
被害データの水増し、
捏造といったことを
熱心に調べられたみたいですが、
数字の大小だけが
著作権についての問題であるとは
思っていないので、
個人的にはあんまり興味ありません。

ただ、こうやって
きちんとしてくれる人がいたほうがいいのも確かなので
それなりに有意義かなとも思います。
すごく上から目線ですが、
すいません興味ないんです。

さて、
この著作権ですが、
どうやら日本では
関係法規がすこぶる厳しいそうです。
著作(権)者側に
都合がいいっていうことですね。

たいていが
利用者であるわれわれとしては、
こういう本のほうが
痛快なのやもしれませんね。

著作権によって作られる著作物というのは、
著作権法によって次のように決められています。

「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものという」

だそうです。
まあ普通ですね。
よく例に出されますが、
あなたが真っ白な画用紙に
点をひとつつけただけでも
それがあなたの
著作物になるのです。

すなわちその点を
そこにつけた理由はなんなのか。
だだっ広い空間の中で
なぜそこでなければいけなかったのか。
一体どのような考えのもとに
その点がつけられたのか、
といったように、
個人が行ったことに対しては
何とでも思想的な解釈は可能です。

その人が作品だと言えば、
それは作品なのですね。
いや言わなくても
作品と認める人がいれば作品ですし、
はたまた誰も作品と認めずとも、
天賦の権利として
それは生まれるのかもしれません。

まどろっこしいことばかり言いましたが、
まあこれはいつもの長い前置きで、
著作権を考える上で
問題にすべきことは
一体何なのかということについて
もう少し考えたいのです。

そもそも著作権法といった決め事が
必要になってしまうのは、
創作物について
確かな価値が存在し、
なおかつその創作者の権利が
認められねばならぬという、

利用(したい)者と
権利者の間で
利益の背反が起こるからです。

さらに言えば、
みんなが使いたいということで
「文化的に広く普及するという目的」
「著作者の権利を守るという目的」
一致しないことが問題です。
価値ある創作物については
みんなに見てもらい、
知ってもらうべきです。
大げさな言い方をしますが、
それが公共の
文化的な向上にも資するわけです。

ただ一方で
著作者にも権利があるから
それを守らなければいけない。
それを過度に守ろうとすれば
かえってその創作物は
みんなに広まらないということも
起きるのですね。
一部の人だけが
その利益を享受するという
あまり望ましくないことになります。

今はコンピュータ、
パソコンが普及しています。
これは創作物のコピーを作るものとして
すこぶる優れた機器です。
インターネットにつなげば
無料で様々なコンテンツも楽しめて、
さらにまたそれをダウンロードすることも
できます(フリーでないものは基本的に違法行為です)。

無料で何でも手に入るのだから
みんな好き勝手に使います。
そんなのさせたくないよという権利者は
あの手この手で
何とかそれを阻止しようとします。
でもこの闘争には終わりが見えません。

一体どうしたらいいのか。
私自身が今思うのは、
これだけ便利な機器があって、
もはやそこいら中にあるものを
利用するなというのは
無理なことだろうということです。

人が作ったものを
どんどん利用していくという流れは
もう止められない。
創作物が広く普及するというのは
すばらしいじゃないか、
どんどんやれ、と思う。
・・・のですが、

創作者の権利というのは
やはり大事です。
それを作った人に対して何の敬意もなく、
恩恵も与えられないとすれば、
あまりに悲惨です。
創作者に対しては
もっと敬意が払われるように
なればいいと思います。
もちろん敬意だけじゃだめです。
価値あるものには
お金が払われなければなりません。
ここが難しい・・・。

今の世の中
無料で手に入るのだから、
そのまま利用すればいいじゃないか、
となりがちなので、
その考え方を
少し改めなければならないと思います。
よいものを作った人には
ちゃんとお金を払う、
普段行っていることですが、
ネットが舞台になるとなかなか普及しません。

たとえば私は
Youtubeなどを利用して音楽を聴くことが増えました。
気に入ったらCDを注文したり、
買いに出かけることも増えました。
今はCDも売れないと言われますが、
ネットが普及してからのほうが
圧倒的に買ってる量は多いです。
他にもネットで、
先に無料で触れてから、
実際に購入するということが
多くなりました。

中には何かしら素材のように
その場でデータだけを販売、
使用料を払うようなところもありますが、
こういうものにたいして
お金を払うのが普通という風潮が、
もう少し増えてくれれば
いいのにと思います。

仕事の都合で、
たまーにネットに公開されている素材が
ほしいなあと思うこともありますが、
お金を出しづらい。
というのも無料で公開されていれば
わざわざそんなものに
金を払うのは考えられないからです。
たとえ著作者が権利を放棄してなかろうと、
ついついそのまま使うようなこと・・・
そういうことをやってる人、
いるんじゃないですか?

著作権に関する問題は
非常に難しいです。
正直私にはよくわかりません。
まあ一ついえるのは、
お金は払ったほうがいいよねっ。

でもこんな時代、
フリーで使えるものが
もっともっともーっと増えたらなあと
思ってしまうのも、
しかたないよね・・・

プロフィール

bq69pd

Author:bq69pd
年が明けたと思ったらすでに春が来ていた。次の更新が夏にならないことをお祈り。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

Lc.ツリーカテゴリー

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム

FC2カウンター

リンク

RSSリンクの表示