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佐古和枝『ようこそ考古学の世界へ』

これはすばらしい
考古学とかマジ興味ない、
そんな私をひきつけきっちり最後まで読ませてくれた。
目からうろこ落ちっぱなし。

著者は女性だが、文章がすこぶるうまい。
女性のほうが文章を書くのはうまいというのが、
ひそやかにささやかれたりするのだが、
これはまさにそれを感じさせる。

私の勝手な意見を述べるが、
一般に男性は論理的で、
女性は感情的であると言われがちである。
(いや、こういう傾向があるというだけで、例外とか認めないというわけじゃないから・・・)
多くの場合、
筋の通ったストーリーのほうが重要で、
論理を破綻させているようなものはごみ扱いされる。
これは当然である。

しかしあまり論理論理と言っていても、
頭でっかちな文章になって退屈になることがある。
これを補うのに感情は便利なのである。
それに強いのがまさに女性で、
昔から女性は文章うまいのだ。
紫式部とかもそうじゃないか。
感情の機微がうんぬん・・・。

もちろんただセンチメンタルなだけでは、
学問において滑稽以外のなんでもないのであって、
その点、著者は研究者なのであるから、
きちんと自分なりの論理を持っている。
であるから、
うまいこと論理をおろそかにはせず、
感情的な部分に訴えかける手法を操っている。
それは著者以外の語り部が
多数参加することに端的に表れている。

さて、本の中で面白かった部分をあげるとすれば、
遺跡がなぜ埋まるかというのが基本的で、
かつああなるほどと思わせる感じで、
お勧めなのだが、
まあそこは自分で読んでください。

というわけで邪馬台国の部分を挙げておく。
一回読んだだけでは議論が二転三転して複雑だったので、
今ここにまとめる気力は残っていないが、
おもしろかった。
私は著者の考えを支持します!!
おわり。

考古学というのは実際に出てくるものが大事で、
それまでいくら確定したと思われることでも、
新たに出土したものが、
あの旧石器捏造事件みたいな嘘っぱちじゃなく、
ちゃんとしたものであれば、
どうしたって認めるしかなく、
そのたびに学説をかえていく
必要に迫られちゃったりなんかして、
なかなか大変そうだけど、
がんばってってほしいね。

過去の歴史を明らかにするのは、
書かれたものだけでなく、
こういう土の中から出てくる遺物もまた
証拠として強く主張してくるのだね。

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