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『同和教育実践』後藤直 他編著

個人的に、
私は同和問題について全くの無知であって、
これまで深く考えたことなど一切なかった。

学校では、

人権は守ろう、
差別はいけない、

とそのようなことを
学習した記憶もないでもないが、
取り立てて部落差別に
焦点が当てられていたわけでもないし、
そういったことに関わる問題は、
何も同和問題に
限ったことでもないのだから、
それは至極当たり前のこと
だったようにも思える。

私がこの本を読んで
同和教育について学ぶ中で、
気になったのは、
旧来の取り組みが
「属地属人」という原則に縛られ、
その対象者にのみ
対策があてられるという点であった。

これにはやはり
実際に問題に
取り組んでいる人と、
私との間に
大きな思想的な隔たりがあるからだと
強く感じた。

この同和問題を
解決するにおいて、
考えている方向が違っている。

主たる運動団体関係者たちは、
被差別部落という
存在そのもの、
肩書き、
レッテル、
表現することが難しいが、
ともかくそういった人々をあるがままに、
一つの少数者団体として残しつつ、
その上で差別されず、
ごく普通に生活できるようにとの
環境をつくりだすプランを
描いているのだと思う。

それに対して私は、
そんな団体そのものをなくし、
徐々に被差別部落と多数団体、
つまりごく普通といわれるような
一般人と混じり合い、
人々の記憶から
その少数派としての被差別部落という
概念を消すべきだと考えている。

持論を展開するならば、
私は差別が他者との差異を
温存したままになくせるなどと、
微塵も思っていない。

このことについては、
口には出さないが
多くの人が
少なからずそういう印象を持っていると、
私は思っている。

自分と他人との間に何かしら
比較できる差異があるならば、
それは必ず差別の種になる。

たとえば互いの間に
何らかのトラブル、
問題があれば、
その差異を挙げることは容易であり、
「被差別部落」という要素は
あまりにも槍玉に挙げやすい。

最近は差別という
言葉に抵抗があるのか、
得意気にも「区別」だという
言葉を使って
非難を免れようとする者もあるが、
何の言いかえにもなっていない。
差別という言葉そのものが
マイナスイメージを持ちすぎていると
感じられているのだろうが、
だからといって別の言葉を使おうと、
言わんとしていることは全く同じである。

ただ部落の人々の集団性、
そのつながりについて
怖いと思われるのは
仕方のないことだろう。

いくら社会では
差別される少数派集団であるとはいえ、
直接対峙することになれば、
たいていの場合
彼らのほうが色々な意味で
立場が上になりやすい。

そこには過去の歴史を見れば
出てくるように、
暴力的な問題も浮上する。
無論「似たもの同士」
集まるのはかまわないし、
当然といえば当然なのだが、
それがまた
他者との溝を深くするジレンマである。

ところで、
私が実のところ
最も興味を覚えるのが
部落を研究している人々の
メンタリティである。

表面上部落問題解決に
思いを寄せる風ではあるが、
果たして彼らの行い(研究)
その願いは
整合的と言えるのだろうか。

部落という存在の風化を防ぎ、
ことによっては
差別者の武器(言い分)を
調達してしまうようにも感じられるが、
彼ら自身
それについてどう考えているのか
非常に興味深い。

これは私の主観に過ぎないが、
こんな研究はまともな精神で
できるものと思えない。
なぜよりによってこの研究なのか。
私にはわからない。
部落出身者が
自らの出自を確かめる
という意味でならば理解もできるが。
部落が身近にある人と
そうでない人との感覚、
部落に対するリアリティの問題か

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bq69pd

Author:bq69pd
以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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