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渡辺隆裕『図解雑学ゲーム理論』ナツメ社、2004

初心者向けのゲーム理論の本を読みました~
この本はかなり分かりやすくておすすめ
ゲーム理論をすぐに軽く理解したい人や
コミットメント? インセンティブ? 何それ?
って人は読んでみるといいかも

早速ですが現在起きている豚インフルエンザ騒動について
政府と私たちの行動をゲーム理論っぽく書いてみました
プレゼンテーション1

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『経済学的思考のセンス』大竹文雄、『痛快! 経済学』中谷巌

今回は、経済学の入門書2冊。

大竹文雄『経済学的思考のセンス』

経済学的思考のセンスが何なのか、
簡単にまとめると、
インセンティブと因果関係・相関関係
この2つ。

こう聞いて、ああもう分かったという人は、読まなくていいと思う。
全部で4章あるけど、最初の2章はそれについて、
具体的なケースを紹介してるだけ。
私も途中で読んでて飽きてきた。

まあ、スポーツや男女についてなど色々あるので、
お酒の席などで披露するネタにはなるかもしれませんね(笑)

この人は労働経済学が専門らしく、
第3,4章は雇用が中心になってる。

年金はねずみ講
格差とか不平等とかって何? 悪いの?
年功賃金、成果主義

このあたりの言葉が気になった、軽く知りたい、
そんな人は読んでみてもいいんじゃない。
そこそこ説明されてる。

全体的に見て、一つ一つが軽い。
ああ新書かって感じ。
深く追求したい人は読まなくていい。
逆に軽く知りたい人は読んでもいい。

中谷巌『痛快! 経済学』

著者は元新自由主義者として有名だけど、
この本は「転向」する前に書かれた解説書。

さすがにマクロの教科書を書いてるだけあって、
中身はしっかりしてる。

マーケット大好き!
みたいな記述が目立つけど、
それ程おかしなことは言ってないと思った。

新自由主義って言っても、
内容はアダム・スミスの言ってたことの焼き直しみたいなものらしいし、
要はその使われ方がまずかったということなのだろう。

考え方として正しかったとか、間違っていたとか、
そう簡単に結論の出せる性質のものではないと思う。

この本の対象者は経済知識が全然ない素人らしい。
中学生や高校生が読めるように書かれているらしい。
確かに読みやすいし、学生向けの教科書としてはいいと思った

『図解 資本論』久恒啓一

労働者への賃金は、雇っている以上、
彼らがまじめに働いていようと、
ちょっとサボったりしていようと、
それなりにきちんと支払っていかないといけない。
しかし雇っている側としては、
払う賃金に差がないのであれば、
当然、彼らには出来るだけ長く、まじめに働いていて欲しい。

今の日本は需要が不足しているから、不景気だと言われている。
供給>需要 になっており、供給の方が多いのだと。
デフレもこれである程度説明される。

しかし、考えてみると、
供給の方が多くなるのは当然というか、
何となく分かるような気がしなくもない。
特に今の日本を考えると。

雇用者(雇い主)は、際限なく働かせたがるので供給は増す。
しかし需要はと言うと、色々な制約があって厳しい。
単純にお金がないとか、食事なら一定量で満腹になるとか、
はたまた消費する時間がないというのもある。

リーマンショックのあと、
製造業を中心に、一時帰休などの措置がとられたが、
一方で、仕事はなくても無理やり働かそうとする会社もあった。
どうせ休ませても、給料は払う必要があるからだろう。

暇な社員に、社内の掃除をやらせる会社などがあったなあ。
ああ、別にそれが悪いというわけではないのだけど。

閑話休題、
この需給バランスを何とかせにゃならんということなのだが、
それがなかなか上手くいかない。

供給を増やせば、
需要も続いて増えるというのが、
従来のお偉方の考えであり、
労働させるための一つの方便でもある。

作れば売れる!

これで正しいと言えた時期もあったが、
今の景気を考えると、そろそろ無理のありそうな論理。
前時代的なお題目。
いらんもんはいらん。

                                   

最後に直接的な本の感想

マルクス『資本論』解説だけど、
あんまりいい本ではない。
読み始めてすぐに買ったことを後悔した…

分かりやすいか、分かりにくいかで言うと、
分かりにくい。

『資本論』をこれ1冊で済まそうとしてる人へ
非常に狭い見方を持ってしまう恐れがあります。
また、これ1冊で分かることは非常に少ないと思われます。
知ったかのためですら危険です。
逆に自分の無知を晒すはめになるかもしれません。

『資本論』について他にも本を読む気がある人へ
わざわざこの本を選ぶ理由は薄いです。
もし原著にまであたるのなら、そちらに時間をかけるべきです。


実は最初はもっと批判中心の文章を書いてたんだけど、
ある程度書いて読んでみると、
ちょっとなあ…という感じに。

あんまりぐちぐち批判するのは好きじゃないし、
もう書くのやめようかなと思いながら、
本を再度眺めてたときに、
思い浮かんだのが上の感想です(笑)

よかったよかった

追伸
マルクスさんは赤色がお好きだったそうなので、
赤色をちりばめておきました。

だから、共産主義赤いのか!
と思ったそこのアナタ

別にそんなんじゃないみたいですわよ。
フランス革命で赤旗掲げたあたりが起源のようなのですってよ

マイケル・サンデル『それをお金で買いますか 市場主義の限界』訳:鬼澤忍

『これからの「正義」の話をしよう』の人。
…読んでないけど。
NHKでハーバード白熱教室
やってたから見てた人も多いね。
新しい本が出てたので買ってみた。
思ったより面白かった。

行動経済学のことを知った時、
インセンティブの利用に
とても感心したのを思い出す。
市場ってのはすごい。
人の心をくみ取って、
より効率的に効用が生まれる。

でも実際に、
何でもかんでも
カネカネカネと
なってしまったときに、
それはそれでいくらか
問題があるらしかった。
それに対する問題提起。

従来市場が
介入しなかった場所なのに、
介入するようになってしまえば、
つまりより金で解決できる
場面が増えることは、
人々に今まで以上に
貧富の差を思い知らせることになる。
高いスポーツカーとか
でかい家とか
ゴージャスな服だけじゃない。
福祉、教育、医療、治安にかかわる。

また臓器売買、
人身売買が許されないのはなぜか。
倫理・道徳的な問題があるから。
金で売買できるべきでないものもある。
選挙の投票権などの権利、
裁判員としての出頭義務
(アメリカは陪審員制度やってたんだったね)。

私たちはどうやって
市場の介入を認めたり
認めなかったりしているのだろう。
また市場の介入を
許すべきでないのは
どういうときだろう。
そのような議論を
せずにおれば、
気づかぬうちに
あちこちに値札がつけられて、
何やら気分の悪い
世の中になるんじゃないか。

リーマンショックで散々、
自由主義が失敗しただの、
反省しますだの言ってたわりに、
いつの間にか、
前にもまして
市場主義って
私たちの生活に
増え続けていたんだ。

命名権とか、
そういえば周りにあるもの
やたら企業の名前の施設
増えたなと思ってた。
この本読んでて、
あ~そういえばー、
って思った。

とにかく何でも
値札ついちゃうと、
値札がつけられたものは
腐っちゃうんだ。

値札のないものに
私たちは潜在的に、
道徳的だったり、
義務的だったりするような
何か感情を持って接するのに、
値札がついたとたん
それに対する思いが吹っ飛んで、
かえって安っぽくなることがあるわけだ。

                
・金か時間か
並びたくないから
お金を払ってでもすぐに済ませたい。
横入りしたい。

ダフ屋はチケットに
より高い価値を見出す人に
売ることで、
実際のギャップを埋める。
無料のチケットが
1万円で販売されたら。
そのチケットは
並びさえすれば手に入るなら。

主催者は無料で
チケットを出すけど、
結局ダフ屋どもに取られて、
それが高額なチケットになってしまうなら。
最初から主催者が
その価格で売ればいいのか。
そういう意図じゃなかった。

金を多く出す人が
そのチケットに対する要求が
一番大きいと考えるのは
自明の間違い。
支払額の大きさではなく、
支払い能力の大きさに
由来するから。

時給10万円稼げる人が、
5分たりとも並びたくないからチケットを買う。
時給は1000円だけど、
5時間並んででもその席がほしい人。
こんな感じで単純化すると、
後者はチケットに5000円
出せるのがせいぜい。
でも気持ちの上では
明らかにこの人のほうが大きい。
たったこれだけのこと。

金ではかるべき価値と
時間ではかるべき価値。
こういう分かれる価値観もあるから、
議論というのが必要になる。


『ヤバい経済学』も
前に読んだけど、
向こうの人たちは、
具体例がいっぱいあって
わかりやすい書き方をするもんだね。
とてもよく調べられてて、
読みやすいし、すごいなあ。

プロフィール

bq69pd

Author:bq69pd
以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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