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『zoo1』 乙一

ブログ開始
ボケ防止とかそんなんになったらいいな


ZOOという作品を読んだ
表紙が真っ赤で見た目に派手だ
内容はというと、実はまだ「カザリとヨーコ」「Seven Rooms」しか読んでないのだが、どうも自分には合わないようだ

カザリ…の方はまだいい
Seven Roomsが受け付けない
上流から流れてくる血と肉片のグロさ
理不尽な死を受け入れようというどこか諦観したような登場人物たち
これを読み続けるには耐え難いものがあった
途中何度も本を投げ飛ばそうかという衝動に駆られた
今冷静に考えると一番イラついたのはあまりの理不尽のためなのではないかという気がする
犯人を無性に殴りたいと思った
とりあえず続きはまた今度読もうと思う

最後にそこまでではないが少し気になった点が一つ
文章がまだあまり完成されていない印象を受けた
まだ若いからかしら?

追記
全部読み終えた
文章が微妙なんて書いたけど
最初のだけは結構前に書かれたものだったんだね
後のほうは全然気になることなんてなかった
内容もよかった
また過去の作品を読み返そうかなあ

theme : 読書
genre : 小説・文学

『七つの死者の囁き』 有栖川有栖他

Zooの感想について少しおかしなこと書いてるなと今になって思った
グロがダメなんて書いてるけど実際そんなことはない
少しポイントがずれていたんだ
普通のお姉さんたちがわけもなく細切れにされていく
たぶんそういう理不尽さに憤りを覚えたのだろう
と、zooのことはこれくらいにしておいて


七つの死者の囁き (新潮文庫)七つの死者の囁き (新潮文庫)
(2008/11/27)
有栖川 有栖石田 衣良

商品詳細を見る

見ての通りなんだかおどろおどろしい感じのする表紙にいかにもというタイトルである
きっと中身は怖いホラーがたくさんつまってるんだろうなあと期待や不安と共に本を開く

しかし

アレ?
ホラー要素なんてほとんどない
なんかいい話みたいなものばかりだった
だからと言って面白くないというわけではなく普通に楽しめた
でも熱帯夜は何で主人公がアレで納得できたのかよくわからなかったな
運悪くメンヘラに当たって人生めちゃめちゃになったって感じだった
まぁ確かに主人公もいいやつってわけではなかったけどねえ


流れ星の作り方 軽く実践してみた
なるほどな

『MISSING』 本多孝好

最近短編集ばかり読んでいることに気付いた
別に意識していたわけじゃないが、短いと手軽に読めて助かる
空いた時間に少しずつ読むことが多いので今の自分には合っている

この「MISSING」というタイトルだが読んでいて意味に気付いた

と思う

どの作品を読んでいても誰かが死んでいるのである
つまり、このタイトルは
失った人を愛おしく思うということを表しているのではないかと

ところで、どの作品を見ても主人公が冷めているというか、飄々としているというか、現代風(?)な感じがした

内容はどれも面白かった
しかし最近読んだ本は大体誰かが死んでいる話だったのでそろそろ誰も死なない話が読みたい

『ギリシア神話』 串田孫一

ギリシア神話に現れる神々は実に人間的な感情をもって立振舞う
人を殺すわ不倫をするわ騙しはするわ
これが神のやることかと首をかしげたくなるような行為を平気でやってのける
もっとも、このようなことはギリシア神話特有のものではない
日本神話にも似たような話が多くある

神話に描かれる神というのはだいたい人間的な感情に素直で
大事な人に不幸が訪れれば悲しんだりもする
自分のやりたいようにやるというのが神々の基本的なスタンスであるように思われる
このようなものは所詮人間が勝手に創造した神様像であり
またそれは絶対の神に対するパロディとして作られたのだろうと思う
絶対的存在である神様に人間的おろかなふるまいをさせて笑いをとる一種のコメディなんじゃないだろうか

では、内容について

微妙

やたら著者の解釈が混ざっていてうっとうしい
話は悪くないが書き方がダメ
ちょっと残念

『君たちに明日はない』 垣根涼介

なんとも絶望的なタイトルだ
かと言って出てくる人物も皆、目が死んでるような人ばかりかというとそんなことは全くない
おもちゃ大好きな男やかわいくて怒りっぽいおばs(略
みたいな個性的な人がたくさん出てくるね
話も大体ハッピーエンドで楽に読めた

今は不景気だしこれから首を切られる人が出てくるのだろうけれど
再就職するにもなかなか厳しいものがあるね
大体給料や待遇は悪くなるというのが一般的
前の会社からいらないって言われて出てきた人間なのだから
職を探すのもきっと大変だろう

正社員の指名解雇をするのは色々と問題がある
だから希望退職を募ったりするけど
実際のところ指名と変わらないようなことをしてくることもあるみたい
そうなると結局労働市場(求職サイド)に集まるのはちょっと出来の良くない人が多くなる
もちろん本当にみんな駄目だというわけではない
会社と相性がよくなかったとか運が悪かったとかそんな人がたくさんいるだろう
しかし選ぶ方としては、どうしても労働市場にいる新卒を除いた人は出来が悪いのではないだろうかという疑いを拭いきれない
結果として労働市場には出来る人出来ない人、みんなとどまり続ける
ここで労働人員の硬直性がでてくるのではないか
要するに働く人たちが上手く回らない
やめた人がすぐにまた別のところに入ることが出来ないということだ

だからちょっとした提案
いっそのこと解雇をもっとやりやすくして
転職もやりやすくしてみる
つまり人材の流動性を高めてみる
そこですぐに解雇されてどこにも入っていけない人には生活保護

自分で無茶苦茶なことを言っているのは分かっている
人材投資というのはものすごくお金がかかるし
失業者であふれたらどうするんだと

しかし今の雇用のやり方にも問題があると思う
例えば最近若者がすぐやめると言うけれど
雇用のミスマッチが一つの原因としてある
それまでずっと遊びや勉強しかしてこなかったのに
いきなりどこか会社選べなどと言われても困るに決まっている
実際に働いてみないと自分に何が出来るか、やりたいか
ということは分からない
いくら会社のことを調べてもそんなことは分からないものだ
だから若者がすぐにやめてしまうのもそれは仕方の無いことだろうと思う

仕事なんてもっと好きにやれるようにすればいいのだ
ただ生きるために仕事をしているひとがいてもいい
仕事のために生きるひとがいてもいい
ただもう少し一つのところに縛られずに色々選べるというのもいいのではないだろうか


さて、何か最初と最後でもう言ってることがめちゃくちゃになってるね。

『図書室の海』 恩田陸

この人の小説は『ネバーランド』っていう
少年たちが寮生活でなんかいろんなことをしてた
まさに青春って感じの本しか読んだことがなくて
そのイメージで入ったので少し驚いた
やけにホラーが多くて人が死ぬ
まぁそれはいいんだけど途中でブツッと切れるようなのが多くて
えっ? ってなることが多かった
でも面白かったね

「国境の南」はどっかで聞いたような話だけどいいね
「オデュッセイア」もいい
結構好きなタイプかもしれない

ところで解説でものすごく気になったところがあるんだよね


ぼくはネタバレとかいうくだらないことで大騒ぎする馬鹿な人々がまったく理解できない、というか理解できるけれど浅はかでつまらない連中だと思う。


なんてことを言うんだよ…
思うのは勝手だけどそんなことここで書かなくてもいいだろうに
私はネタバレをものすごく気にする人間なので
これは気分悪い

どうせこの解説者はどっかの売れない作家なんだろと思って
軽くぐぐったらシンクタンクに勤めてて大量の翻訳をこなしてたりと
まぁご立派な方のようで…
ますます気分害したよちくしょう!

『読書について』 ショーペンハウアー

最近の連中は意味のない読書ばっかりしてる
多読は何の役にも立たないんだからやめろ
読書なんて思考停止して著者に考えるの任せてるだけ

そんな感じのことが短く的確に書かれてる本だった
耳の痛くなるような話も多くてとてもためになった
確かに数多く出てるベストセラーなんて少し時間が経てば誰も覚えちゃいないもんだよね

自分だけで考えなくちゃいけないとき、一人で何かを考えてるとき、
休息程度に、と本を手に取ることでなぜやすらげるのかというと
それは本を読むことで自分で考えるのをやめることが出来るからなのさ

読むんだったら何百年、何千年とその価値を失わないような良書を読むことを彼はオススメしてる
古代ギリシア人が書いたものとか原本読むのがいいらしい

多読の何が問題かというとやっぱり何も考えずに読むということ
いくら読んだってそこから何も身に付けてないんじゃ意味がない
私もそういうところは気をつけようと思った
まぁもともとそういうことを意図してこのブログを始めたところもあるので
これからもっと活用していきたいものだよ

『こんなにも面白い ローマ帝国1500年の歴史』 歴史の謎を探る会

ローマ帝国の歴史と皇帝の人格なんかが書かれている本
分かりやすかった

国家の制度が未熟だった時代の無茶苦茶ぶりがよくわかった
皇帝は身分を利用してやりたい放題
それに対して周りも黙っている筈はなく、駄目な皇帝ならすぐ殺す
感情、欲望だけで国家を運営していこうとするとろくなことにならない
ということを教えてくれるいい例だ

長い歴史の中で作られてきた今の制度が
本当に優れたものであるとしみじみ感じた
まあそれは今の価値観で見てということになるのだけども。

いきなり日本の話になるけど
皇帝とか国家のトップというのは普通すぐにはやめないものだね
日本の総理も周りから何を言われようと
もう少し長く務め上げてもらいたいと思った
乱世じゃあるまいしそうころころ変わらなくても。

サイモン・シン『フェルマーの最終定理』 訳:青木薫

1995年5月、『Annals of Mathematics』に、アンドリュー・ワイルズによるフェルマーの最終定理の証明が掲載され、300余年もの間、数学者たちを悩ませ続けた問題にひと段落ついた

この本を読んで、数学のもろさを感じた

フェルマーの最終定理の証明をきちんと理解しているのは
数論研究者の中でも10%程度のものだという
多くの研究者は他の誰かが審査した結果に従い、
それを利用するのである
乱暴に言えば、学生が意味の分からない定理を使って
与えられた問題を解くのとそう変わらない

実際読んでいて、わけも分からず二次方程式を解くために
不可解なあの解の公式を使っていた自分の姿が思い出された

話を戻すが
もしフェルマーの定理に対する証明の審査をした人が間違っていたら?
人間のやることなのだから、間違いが起こらないとは言い切れないだろう

最終的な判断を行うのが、結局人であるなら
一体、人文科学とどれほどの違いがあるだろう
そこに絶対性を見出すことは難しい

別に私は数学を疑っているとかいうわけではない
ただ、あらゆる学問の中でもっとも確からしいと
考えられがちな数学が、思っていたよりは不安定で適当な、
そういうものであるということに、
何か複雑な感情を抱かずにはいられなかっただけである

以前ある数学者から聞いた話を思い出した
数学者は絶対に公理を否定することが出来ない
公理を認めなければ、これまで長い時間をかけて
積み上げてきた全ての知識が無駄になってしまうからだ

絶対に確かなものというのは、なかなか見つけにくいものだ
多くの哲学者が真実の世界を探したがるのも
無理はないということか

小川洋子『まぶた』

・飛行機で眠るのは難しい
偶然飛行機で隣にいた男からある話を聞いて、
けんかしてた彼氏に電話したくなって終わり
・中国野菜の育て方
妙な婆から妙な植物をもらって、
困って婆の畑に行こうとしたらそんな畑はなくて終わり
・まぶた
男と少女が一緒にいて、
男が誘拐犯に間違えられて、
取り押さえられて終わり
・お料理教室
さびれた料理教室の配水管の掃除して終わり

話をこんなに単純化するのは、
小説の読み方としてかなり行儀の悪いことかもしれないけれど
前半4つを読んで、
中途半端に終わってて意味不明だった
あら、おわった?
植物どうすんの?
誤解すぐ解けそうだけど、おわり?
何の話?
みたいな感じでどうしようかと

解説読んだらあまりの模範回答っぷりに驚いた
直接作者から聞いたのかと思うほどだ
私の感性ではついていけそうになかった

『博士の愛した数式』がよかったから読んでみたけど、
これはあまりおもしろくなかったな

でも「詩人の卵巣」に出てくる眠りの召使の話は感心した
さすが小説家と感じさせる面白いたとえだ

プロフィール

bq69pd

Author:bq69pd
以前に鳥取で大きな地震がありましたため、日本一危険な国宝とされるあれ、投入堂はしばらく見ることができないかと危ぶまれてましたが、実は今年の4月に開山されてたんですよね。危険ではありますが上がっていくと見晴らしはすばらしく、一見の価値はあるんではないかと思われますよ。私もちゃんとのぼったよ。

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